サポニンは石鹸?
この物質は、「石けん」や「泡立つ」を意味する「サポ」に由来して、「サポニン」と呼ばれます。
実際、サポニンを多く含むナデシコ科のサボンソウやバラ科のキラヤなどは、古くから洗濯などに用いられていました。
サポニンは乳化剤の一つで、キラヤの樹皮、ダイズの種子、チャの種子(キラヤ抽出物、ダイズサポニン、チャ種子サポニン)などから抽出して得られます。
構造的にはトリテルペンやステロイドにオリゴ糖(二個以上の糖が結合したもの)が結合した配糖体の一種です。
サポニンは、抗カビ作用・抗炎症作用・抗アレルギー作用・血圧降下作用・肥満防止作用・抗インフルエンザ作用などへの有効性が確認されています。
小豆を煮たり、抹茶を点てたり、コーヒーを淹れる時にも泡立ちますが、これもサポニンです。
小豆の煮汁の泡はアクとして捨てますが、これはサポニンが「苦味」「渋み」「えぐみ」といった収斂(しゅうれん)味を持っているからです。
しかし、収斂味は食品特有の「コク」を形成しますので、完全に取り除いてしまうと味気なくなってしまいます。
抹茶やコーヒーに苦味がなかったら美味しくないですね。
小豆のアクも完全に取ってしまうより、適度に残すと健康に良い効果が得られます。
豆腐は繊細な味ですので、製造過程でサポニンが取り除かれることが多いです。
従って、サポニンを含んだ豆腐はなかなか見当たらないのですが、豆乳には含まれているものがあります。
サポニンはウーロン茶、アスパラガス、高麗人参などにも含まれています。